米薬師と「いがっぺ」市の深い関わり
関東鉄道竜ヶ崎駅近くにある米薬師をご存知ですか?こじんまりとした目立たない寺院ですが、実は「いがっぺ市」のルーツを持つ重要な場所です。「いがっぺ市」は毎年11月23日の勤労感謝の日に行われる商工会主催のイベント。令和元年までは商店街で行われていましたが、コロナ禍による中断を経て令和5年からは市役所駐車場での開催になりました。

11月23日の米薬師の様子

「オスワリ」などがお供えされている本堂の中
・龍ケ崎が仙台伊達藩の領地だった江戸時代、伊達家は薬師如来の信者でした。龍ケ崎の東西の護りとして、西の薬師堂(米薬師)、東の医王院とお互い祀っていました。旧暦の十月十二日が祭日で般若院の僧侶が来て、大護摩修行が行われます。この日に「薬師マチ」といって米町・新町・上町辻あたりまで露店商が埋め尽くしていました。他に、芝居や見世物興行なども行われていました。これが現在の「いがっぺ市」のルーツとなっています。「薬師マチ」に出かける時は餅をつき「オスワリ」にして薬師堂に持っていき、記帳して餅を置いて帰ります。祭りが終わると護摩札と餅が半分戻ってきます。その餅は、護摩があたっていることから有難いものとして珍重されていました。
現在も米薬師では「いがっぺ市」の日に、大護摩修行や内部公開。終了後には餅まきが行われています。