舞いあがれ!龍
遊覧飛行体験リポート
関東鉄道・竜ヶ崎駅付近から、潮来街道を東へ15分ほど。のどかな田園風景を見ながら車を走らせると、その先に竜ヶ崎飛行場が見えてきます。搭乗日は前日の悪天候が嘘のような見事な快晴。期待が高まるなか、いよいよ搭乗です。3名の市民編集員が竜ヶ崎飛行場での遊覧飛行を体験しました。
2023年1月11日
飛行場一周コース 10:00発フライト便 at 竜ヶ崎飛行場
搭乗20分前までに事務手続きを済ませて、駐機場へ。搭乗する飛行機はセスナ社 C172型プロペラ機160馬力、全長8m、翼の長さ11m。今回は3名の市民編集員が搭乗。主輪脚の小さなステップに足を掛け、後部座席に2名、機長横座席に1名が乗り込みました。座席は、思ったほど狭くはありませんでした。
飛行機はゆっくり誘導路を進み、エンジンの試運転後に滑走路へ。機長から「シートベルトを確認してください。皆さん心の準備は大丈夫ですか?」と声がかかります。いよいよ離陸かと思うと緊張感が走ります。エンジン音が大きくなり、プロペラの回転数が上昇。滑走路を約100㎞のスピードで進んだかと思うと、あっという間に上空へ舞いあがりました。スムーズな離陸で恐怖を感じることはなく、ただただ心地よく見晴らしのいい空の旅です。上空で初めに眼下に映ったものは広大な一面田んぼの風景。営業部の方によれば「夏の青々とした田園景色、秋の一面黄金色に染まった様子は感動的でぜひ一度見てほしい!」と季節ごとに変わる絶景を教えてくれました。
飛行機は時速約200㎞で上昇し、高度は約300m。見渡す限りの壮大な空が続き、遠くには筑波山、雪をかぶった日光男体山、富士山、間近に見える龍ケ崎市街地、霞ケ浦、牛久沼、成田空港も見えました。さらに飛行機は機体を傾けて旋回し、機長から「間もなく当機は着陸態勢に入ります」との合図があり、幕張ビル群、牛久大仏が見えた後、無事着陸。白い雲が少しかかっていましたが、天候は良好で雄大な上空の景色は最高でした。8分間という短いフライトでしたが、本当に楽しい遊覧飛行でした。龍ケ崎市民の皆さんも舞いあがれ!
(参考)
遊覧飛行コースは17コース。飛行場一周コースの飛行時間は約8分、料金は大人1名¥4,580(小人¥3,170)。最低搭乗人数は2名。1名で搭乗しても2名分の料金が必要。(2023年1月現在)
[竜ヶ崎飛行場]
竜ヶ崎飛行場は龍ヶ崎の東部・半田町にある軽飛行機専用の飛行場。1969年11月に開場し、半世紀以上の歴史があります。管理・運営は、新中央航空(株)。長さ800mの滑走路は、軽飛行機の飛行場としては関東一の長さです。遊覧飛行のほか、パイロット操縦訓練や写真撮影飛行も行っています。
新中央航空(竜ヶ崎飛行場内)
DATA 龍ケ崎市半田町3177 ☎0297-62-1271 9:00〜17:00(年中無休)